「申込みにまで誘導できるホームページになったが、集客をなんとかしたい」と思っているあなたに
前記事2-2では、サイトに辿り着いた顧客を〈申込みボタン〉に誘導するホームページの作り方を説明しました。
本記事では、顧客をサイトに呼び寄せる「集客」を強化したホームページ制作について解説します。
状況 : ホームページに「集客」できていない
ホームページは一通り完成し、ページに訪れた顧客を「申し込みボタン」に誘導できるようになりました。
しかし、集客ができていません。どういった取り組みが必要でしょうか?
「悩みがある」見込み客を呼び込もう
集客のために、まずは「悩みを持っている」人向けの記事を書き、検索エンジン経由での誘導を試みましょう。
ここで、悩みがない「まだまだ客」向けの記事を後回しにするのは理由があります。
第1章で説明したように、悩みがない層よりも悩みがある層のほうが、ゴール(=購入)に近く、購入してくれる可能性が高いからです。
そのため、まずは「悩みを持っている」層をねらいましょう。
まだまだ買う気がない < 悩みがある
悩みアリの顕在層を狙う
顧客層の解説や、お悩み記事の詳細については以下の記事を参照してください。
ホームページの作り方
サイト全体は下記のような構成にします。
ページ構成
ページ構成
この構成のねらいを、サイト訪問者の心理状況の変化で解説しましょう。
(例として、自社を「東京スリムエステ」とします)
1.低糖質ダイエットをしている人がいて、「効果がない」と感じています。
2.検索エンジンから「低糖質 痩せない理由」で検索しました。
3.自社の「低糖質ダイエットでは痩せない理由」というお悩み記事にたどり着きます。
4.他社の記事よりもわかりやすくてためになり、「このサイトは良い!」と好印象を抱きます。
5.記事内でおすすめされた商品へのリンクも素直に押して、「エステを受けるのもありだ」と気づきます。
このように、まずは検索者の意図に親切丁寧に答えるのが一番重要です。
それができて初めて、自社の商品に誘導することが可能となります。この順番を忘れないでください。
「お悩み記事」の先にある、商品購入への誘導については、前記事を参照してください。
2-2 「実績が増えた!申込みボタンへの誘導力を強化したい」と思っているあなたに
まとめ
・「お悩み記事」で検索エンジンから集客しよう。
・良質な記事で顧客からの信頼を得てから、商品への誘導を目指そう。
次は、いよいよ私が考えるホームページの最終形態です。
悩みが顕在化していない層向けの記事を書くことで、「より強い集客力=検索エンジンでの上位表示」をねらい、ホームページだけで自動的に問い合わせが殺到する状態を目指します。
加藤春樹
WEB制作歴25年・受注件数約2,000件の実績をもつウェブディレクター・デザイナー・プログラマー。 日清食品やJR東日本、尚美学園大学など大企業/学術機関のウェブ制作にも多く携わってきた経験がある。 独自の「誘導中心設計」に基づくホームページを制作し、サイトからのイベント集客を2倍(1,500人→3,000人)にするなど、「売れるホームページ」作りに定評がある。
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