「悩みがある」顧客向けコンテンツ
悩みを持っているということは、ニーズがあるということです。
この層に対しうまく誘導ができれば、一気に申込みまで到達してくれる可能性が高まります。
制作するページ > ブログ記事 (具体的なお悩み記事)
顧客の状況
「夏までになんとか痩せたい」と思って「低糖質ダイエット」にトライしたものの、効果を感じられませんでした。
そこで、「低糖質ダイエット 痩せない」と検索すると、東京スリムエステが書いた「低糖質ダイエットでは痩せない理由」という「お悩み記事」にたどり着きました。
もちろん、まだあなたの商品を購入することで痩せようと思っているわけではありません。
ブログ記事で検索者の悩みをしっかり解決しつつ、可能なら「商品ページ」に誘導しよう
前記事1-1の潜在層と同様に商品を買う気はまだありませんが、痩せたいというニーズが生まれています。
このような層を集めるためには、悩みに応えるブログ記事(お悩み記事)を書きましょう。
そして、自社の顧客となり得そうな人を集めるのです。
痩せたい人がターゲットのエステ会社の例:
「低糖質ダイエットでは痩せない理由」という記事を書く。
前記事1-1と同様に、わかりやすくてオリジナリティのある内容を目指します。
前記事で紹介したのは、「30代になって急に太る原因とは?」という、単に読者の「知りたい」という気持ちに答える記事でした。
今回は、すでにダイエットに対する悩みを持っていて、かつ、自社の顧客になり得そうな人がターゲットです。
「痩せたいという悩み=ニーズ」が発生しているため、前記事よりもゴール(申込みボタンクリック)に向けて1段階登った状態だと言えます。
このお悩み記事の中で、自然な流れで商品ページに誘導できそうであれば、やってみましょう。
ただし、読者が検索した意図に合った、「求められている情報の提供」があくまで優先です。強引な商品ページへの誘導は嫌悪感を与え、離脱につながるので逆効果です。
「お悩み記事」から「商品ページ」への誘導の仕方
この「お悩み記事」の中で、内容的にスムーズに誘導できるのであれば、リンクを貼り、直接「商品ページ 」に誘導しましょう。
出典)グリコ 健康的に痩せるための運動・食事の方法について
あるいは、このお悩み記事「低糖質ダイエットでは痩せない理由」よりも、さらに自分の商品の内容に近い記事に誘導し、その記事から「商品ページ」に誘導します。
具体的には、「低糖質ダイエットでは痩せない理由」という記事から「エステ推しの記事」に誘導し、そのエステ推しの記事から商品ページに誘導しましょう。
「エステ推しの記事」とは、例えば「痩せる方法3選 エステ・トレーニング・サプリ」というタイトルの記事で、記事の結論で「エステなら綺麗に痩せられる」というエステの〈推しポイント〉を提示します。
ただし、自社のサービスに誘導しようとするあまり、記事の内容が偏り過ぎてしまうと、サイト全体への信頼が損なわれます。
エステの良さだけを記載するのではなく、例えば、「運動好きな人にはトレーニングが向いているが、女性らしい体系のまま痩せるならエステ」などと記載すると良いでしょう。
あくまでも、読者に対して有益であることが重要です。客観的でバランスの取れた内容を心がけましょう。
このページのまとめ
・「買う気はないが、悩み(ニーズ)がある」層には、ブログで「お悩み記事」を書き、読者が知りたい情報を提供する。
・ 「お悩み記事」の中で、内容的にスムーズに誘導できるのであれば、直接「商品ページ」に誘導する。
・「お悩み記事」の読み終わりで、内容がより商品購入に近い記事(例:比較記事)に誘導し、そこからさらに「商品ページ」に誘導する。
次の記事では、「いずれかの商品を購入すると決めている」顧客に向けたコンテンツ作りを解説します。
加藤春樹
WEB制作歴25年・受注件数約2,000件の実績をもつウェブディレクター・デザイナー・プログラマー。 日清食品やJR東日本、尚美学園大学など大企業/学術機関のウェブ制作にも多く携わってきた経験がある。 独自の「誘導中心設計」に基づくホームページを制作し、サイトからのイベント集客を2倍(1,500人→3,000人)にするなど、「売れるホームページ」作りに定評がある。
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