「顧客の買う意欲」別コンテンツ制作の概要
ネットで調べ物をしていた時に、こんな経験をしたことがありませんか?
検索で見つけた記事を読み進めていたら、途中で「あれ? この記事、ただの商品PRじゃん」と気づき、画面を閉じる…。
これは、顧客の「買う意欲」とホームページの提案内容が合っていないのが原因です。
顧客の買う気がない時には売り込みを控え、買う気がある時に背中を押す。これがセールスの基本です。
私の経験上、この基本に則るだけで、ホームページの訴求効果はグンと上がります。
本記事では、その方法を誰もが実践できるようにわかりやすく解説します。
「誘導中心設計」で、顧客を「買う意欲別」に分類して誘導しよう
オフィスアンツが提唱する「誘導中心設計」では、顧客の「買う意欲」を5段階に分け、各々の顧客の気持ちに寄り添ったコンテンツを制作します。
その配慮によりホームページからの離脱を防ぎ、一歩ずつゴールの「申込みボタン」に向かうように、スムーズに誘導できるのです。
「誘導中心設計」の具体例
ここからは誘導中心設計について理解していただくために、例を使って解説します。
仮想のエステ会社「東京スリムエステ」のウェブサイトで「エステ体験に申込みボタン」をクリックさせることがゴールです。
自社 : 東京スリムエステ
ゴール : 「エステ体験に申込みボタン」をクリックさせる
イメージしやすいように、ホームページを「山」に例えて考えましょう。
顧客がその山(=ホームページ)を登って山頂にたどり着く(=エステ体験に申込みボタンを押す)ことがゴールです。
山のふもとにいる顧客はまだ商品に興味がない状態(①)で、山頂に近づくほど購入意欲が高まっている状態(②~⑤)です。
もし、この登山ルートのどこかに大きな段差があると、顧客は途中で登山をやめて(ホームページから離脱して)しまいます。
その心理的な段差を極力なだらかにし、無意識のうちにゴールの申込ボタンを押させる。これが理想的なホームページなのです。
次のページから、それぞれの顧客の「買う意欲」に合ったコンテンツ制作について解説していきます。
加藤春樹
WEB制作歴25年・受注件数約2,000件の実績をもつウェブディレクター・デザイナー・プログラマー。 日清食品やJR東日本、尚美学園大学など大企業/学術機関のウェブ制作にも多く携わってきた経験がある。 独自の「誘導中心設計」に基づくホームページを制作し、サイトからのイベント集客を2倍(1,500人→3,000人)にするなど、「売れるホームページ」作りに定評がある。
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